凌風小学校の学校司書の先生からご連絡をいただきました。
昨年度、各校へ送付した『琵琶湖疏水大百科1・2』を学級文庫で活用できるように
4年生の教室に設置していただいているとお知らせ頂きました。
できるだけ、子どもたちの手元に近いところに準備していただき心より嬉しく思います。
同書は、子ども達が自ら学びを深める事を想定し作成しました。
(追加注文の場合は、メールにてお知らせください。)
各校の学習を学校訪問にてサポートしています。
10月24日(木)同志社小5~7時間目(クラスごと)
10月28日(月)南太秦小2・3時間目(学年)
10月30日(水)紫明小学校2時間目(学年)
11月1日(金)紫明小学校(社会見学サポート)
11月11日(月)紫竹小学校2・3時間目(クラスごと)
11月13日(水)嵐山小学校2・3時間目(クラスごと)
各学校の学習進度に合わせて授業を展開しています。
子どもたちや先生方との交流から新たな視点が見えてきます。
紫竹小学校では、琵琶湖が標高85mの高さにある事を知っていた子がいました。
疏水学習を通して子ども達が、互いの知識を交流する機会になっていることを強く感じます。
また、学校訪問の様子を各校のHPにも掲載していただき大変嬉しく思います。
南太秦小学校の授業風景
10月12日(土)に東条川疏水(加古川市)の視察に行きました。
版画家の岩田氏、河川の専門家である諸留氏、小関氏とともに東条川疏水のフィールドを見て回りました。
昨年度に続き、「ため池ツアー第2弾」です。
大正13年の大旱魃を受けて築造された昭和池(昭和8年完成)は高いところにありました。
工事の苦労を想起させる慰霊碑もありました。
昭和13年に東条川水系の開発を主体とした「東播地方資源開発期成同盟」が結成され
鴨川ダム(東条湖)の築造等が計画されました。
昭和26年に完成した鴨川ダム(東条湖)をはじめ付近の広大な農地を潤す水利システムは圧巻です。
今回の視察では、ため池は、渇水のために岩肌が丸見えになっていました。
芸術家の岩田さんの楽しいトークと河川専門家の諸留氏のわかりやすい現地解説、
小関氏の素敵なつぶやきに癒され至福のひとときを過ごしました。
10月11日(金)
午後3時~3時40分 公開授業
午後4時~5時30分 協議会
公開授業に向けて教材研究をともにさせていただいた髙松学級を参観しました。
子どもたちは自由につぶやき、発言し、友達の意見に耳を傾け、積極的な意見交流をしていました。
先生の投げかけ、ゆさぶりも見事ででした。
琵琶湖疏水アカデミーから提供した「たてこうタペストリー」がこんなにも活躍するとは…。
黒板の真ん中に提示、またロイロノートにも取り込んでいただき大いに活用していただいたきました。
子ども達が、実物のタペストリーに近づき、また手元のタブレット画像を大きく引き伸ばして
竪坑工事の困難さで気づいたことをたくさん交流したシーンは忘れられません。
試行錯誤の末、再版し直したタペストリーを若い先生方の情熱とアイデアによって見事に活用していただき
制作者にとってはこの上ない至福のひとときでした。
後の、研究協議会には、講師として筑波大学付属小の由井薗健先生が指導助言を行われました。
教材研究の中で資料を「しぼる」ことと子どもたちにわかりやすいように「加工する」というお話があり
心より嬉しく思いました。
9月11日(水)に福島県の安積疏水(明治15年完成)の関係施設に行ってきました。
安積疏水視察は、昨年度に続き2回目です。
まずは、郡山駅前のビル(ふれあい科学館22階)から郡山の街全体を見下ろしました。
郡山駅より
「安積疏水」を管理している安積疏水土地改良区を訪ね
地元の小学4年生が社会科の学習で「安積疏水」について学んでいる姿を拝見しました。
子ども達用のパンフレットを開きながら、メモを取り職員の解説に耳を傾けていました。
郡山中央図書館や郡山市役所を訪れ、地域の資料をたくさん入手しました。
視察で交流した方々に琵琶湖疏水アカデミーの取組に関わっていただくことになっています。
楽しみです。
8月2日(金)京都経済センターの7階にてNIE教育全国大会のポスターセッションに参加しました。
全国から54団体が参加して、新聞教育の関係者が集まりました。
琵琶湖疏水アカデミーの取組は多くの方々に関心を持っていただき第9回新聞コンテストの2名の代表作品も多くの方の目に留まりました。
一緒に参加した京博士も人気者でした。
夏休みのイベントのお知らせです。
「水の路、琵琶湖疏水」〜地図で探る疏水船の今、昔〜
京都大学総合博物館にて 8月11日(日)10時半〜12時
ご希望の方は、7月12日まで京都大学総合博物館にお申し込みください。
詳しくは京都大学総合博物館HPまで
「京都・疏水でかがくラボ」5月26日(日)13時~17時
20年以上にわたってずっと活動を続けておられるというファラデー・ラボ(科学系の教員や専門家等)のみなさんといっしょにフィールドワークと交流会を行いました。
本日のフィールドワークのテーマは「高低差が生み出すエネルギーに注目して」ということで蹴上界隈を散策しました。
琵琶湖疏水記念館ではスタンレー式発電機を囲んで熱論。
後半に、竹中精麦跡の竹中庵をお借りして「インクラインの模型」やスペシャルゲストの「京博士」を紹介し「発電のしくみ」をテーマに皆さんと意見交流をしました。
とくに発電機の仕組みを巡っては専門的な見解が飛び出し熱い議論になりました。
大いに盛り上がり、大変充実したひと時でした。
結局、スタンレー式発電機における発電の原理の見解がまとまらず「宿題」ということになりました。
後日、ラボの皆さんから宿題の回答と感想ということで楽しくまた心温まるメッセージをたくさんいただきました。
好奇心旺盛で素晴らしい科学者のみなさんと交流させていただき大変刺激になりました。
ファラデーラボの皆さんに心からお礼申し上げます。
11月14日(火)CVV(シビル・ベテランズ&ボランティアズ・土木学会関西支部関連団体)のメンバーの方から
お誘いを受け大仏鉄道跡・奈良市水道施設群等の視察に行きました。
取水口 | |
ベンチュリーメーター |
水が不足していた奈良市は、木津川から取水し、大正9年に一部給水開始、
同11年にポンプアップした水を奈良市へ自然硫化させるという上水道を完成させました。
奈良市の水道は、その後何度か拡張・強化されて現在に至ります。
関西鉄道の路線図 (赤線は大仏鉄道) |
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加茂駅近くに展示された 蒸気機関車「C57 56」 |
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大仏鉄道の遺構の「赤橋」 |
奈良市企業局の方にお世話になり、「奈良市水道計量器室」など市内に残された施設をじっくりと見て回りました。
二月堂の裏の高区配水池跡は山中の正倉院防火施設とともに存在感がありました。
正倉院防火施設 | |
二月堂付近の鹿 |
9月13日(水)に淡山疏水(兵庫県)の視察に行きました。
兵庫県は日本一ため池が多い県(2万個以上)です。
頭首工説明版 | |
東播用水取水口 |
小関氏(淀川資料館)からご紹介いただいた諸留氏(元国交省)と岩田氏(版画作家)に案内していただき、淡河川疏水(明治24年完成)と山田川疏水(大正4年完成)とからなる淡山疏水を視察してまわりました。
東播淡河疏水 | |
水路始まり |
地元の人々の努力により疏水が完成したことにより、長い間水の確保に悩んできた地域に豊かな農地が広がりました。
御坂橋 |
淡山疏水沿線の各所に、サイフォンや分水所など利水の為に工夫した施設がありました。
サイフォン |
練部屋分水所は、地域の取り決め通り正確に分水するために設けられた分水施設です。
練部屋分水所図 |
貴重な水を、争うことなく分け合うことができる優れたシステムです。
練部屋分水所 |
雌岡山(めっこうさん:標高249m)からの眺望は最高で、豊かな田畑やため池、瀬戸内に広がる町に加えて、遠く明石海峡大橋や淡路島もしっかりと見えました。
『土木学会誌』Vo.108.9月号の新刊紹介に『琵琶湖疏水大百科1・2』が掲載されました。
非売品ですが、購入をご希望の方は事務局(biwako@sosui.main.jp)へ『琵琶湖水大百科の件』としてお問い合わせください。
8月18日(金)
那須ヶ原博物館の学芸員の坂本菜月氏にお世話になり、那須疏水に関わる様々なお話を教えていただきました。
那須塩原駅を車で出発し、田畑が広がる那須広原とその間を流れる那須疏水を視察しました。
那須疏水の最大の特徴は、農場(牧場)の開墾です。
那須疏水は、開墾された華族農場など数々の農場の飲料水供給のために重要な役割を果たしました。
8月19日(土)
まずは水源の猪苗代湖へ。
猪苗代湖は面積は103.3㎢(日本第4位)、湖周55.3㎞、最大水深93.5mの豊富な水をたたえた湖です。
安積疏水(明治15年完成)は、猪苗代湖の東側の地域にもたらされた用水で、開通により広大な農地を豊かに潤しました。
内容は全34ページ。
小中学生や修学旅行生をはじめ琵琶湖疏水に興味関心を持つ方にわかりやすく解説しています。
編集に当たっては、全14回の編集会議で、内容検討を行いました。
琵琶湖疏水記念館の学芸員さんをはじめ様々な専門家にお世話になりました。
従来のオーソドックスな資料に加えて、新しい資料もたくさん紹介しています。
6月以降に、学校図書館・公立図書館等へ寄贈する予定です。
調べ学習等でぜひご活用ください。
『琵琶湖疏水大百科1』-田邉朔郎からの届け物―
『琵琶湖疏水大百科2』ー河田小龍からの届け物―
※個人的に入手を希望される方がございましたら事務局までお問い合わせください。
(写真は試作本です。)
第8回琵琶湖疏水新聞コンテストは、過去最高の参加数(2460人)となりました。
審査の結果、A部門(総数1742人)うち入賞28人、佳作131人
B部門(総数718人)うち入賞21人、佳作39人
入賞は、賞状とミニブック、佳作は賞状を
また、参加賞として全員に紙石鹸と鉛筆(京都市上下水道局より)をお渡ししました。
たくさんのご応募をいただきましてありがとうございました。
作品展の開催(入賞の作品)
第1期 3月23日(木)~4月5日(水) 京都府立京都学・歴彩館にて
第2期 琵琶湖疏水記念館にて(詳細は3月23日以降にHPに掲載します)
たくさんのご応募をいただきましてありがとうございました。
先日、学校訪問で交流した同志社小学校の3クラスの子どもたちとぺルトン水車前のひろばで出会いました。
噴水、ぺルトン水車、発電機を前にして楽しく学習しました。
『びわこ疏水探究紀行』を学校図書室に入れていただけることになりました。
第7回琵琶湖疏水新聞コンテストの入賞者に賞状と記念品(ミニブック『びわ湖疏水探究紀行ー電車編ー』)を 3月2日(火)3日(水)に届けました。
本年度は、過去最高の応募者数(1970名)で多くの秀作が集まりました。参加者全員に京都市上下水道局からの参加賞(紙石鹸と花のたね)をお渡ししました。
作品展
琵琶湖疏水新聞コンテスト作品展Ⅰ(京都府立京都学・歴彩館にて)3月24日~4月6日
琵琶湖疏水新聞コンテスト作品展Ⅱ(琵琶湖疏水記念館にて)6月~8月末
京都市上下水道局長賞1名、京都市教育長賞各1名(A、B部門)
審査員特別賞2名
今年度の入賞者A部門(44名)B部門(25名)の作品を展示します。
(入賞のみで佳作の作品は展示しません。)
多数ご応募いただきましてありがとうございます。
今年度は、個人応募・学校応募あわせて1970点で過去最高のご応募をいただきました。
これより選考会を行います。
選考結果は、2月初旬にお知らせさせていただきます。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
締め切りは令和4年1月15日(土) です。詳細は琵琶湖疏水新聞コンテストページをご覧ください。
緊急事態宣言の発令により、琵琶湖疏水記念館がしばらく休館となります。
「新聞コンテスト入賞作品展」(琵琶湖疏水記念館:5月11日~6月13日)の日程が変更になるかもしれません。
作品展の今後の日程につきましては、HP上で改めてお知らせさせていただきます。
3月2日(火)に各校に第6回琵琶湖疏水新聞コンテストの参加賞と賞状お配りします。
個人応募者には郵送します。
第6回琵琶湖疏水新聞コンテストに今年も多数ご応募いただきました。ありがとうございます。
入賞の選考結果は2月にお知らせします。
(作品返却と表彰は3月)
錦林小へ学校訪問(1・2・3時間目)へ行きました。
錦林小では、社会科に加え、総合的な学習「輝け!疏水広め隊」でも琵琶湖疏水について学んでいます。
前半は、子どもたちの素敵な発表を聞かせていただきました。すばらしい地域学習が進んでいます。
後半は、琵琶湖疏水アカデミーから疏水インタビュー情報を提供しました。
今後、子どもたちがどのようにまとめ、発信するのかとても楽しみです。
平安神宮の神苑の生物を知り尽くされた本多宮司のお話を紹介しました。
池に住むすっぽんのバトルの話には笑いの渦が…。
昔は沢山の子どもが疏水で泳いでいました。京都踏水会の元理事長の森川さんにアルバムを開きながら教えていただいたエピソードに子どもたちはびっくり!
10月4日(日)にカッパ研究会と共催でミニシンポジウムをします。
講演の内容は、
1)史料とフィールドワークから見る琵琶湖疏水/琵琶湖疏水アカデミー 小森千賀子
2)少しディープな疏水案内 往時の痕跡を求めて 琵琶湖から鴨川まで/琵琶湖疏水アカデミー カッパ研究会 安田勝
です。詳細は、チラシにてご確認ください。
第5回コンテストは、過去最高の参加でした。
今年は、コロナ感染の影響で学校の授業が変則的になっています。
対面のイベントなどが縮小の中で、コンテストにご応募してだくことは子どもたちにとって活躍のチャンスになるかもしれません。
「琵琶湖疏水川柳」もおすすめです。
なお、第5回コンテストの作品はミニブック『びわこ疏水探究紀行』-新聞コンテスト編ーに掲載しています。
京都市教育長賞、京都市上下水道局長賞をはじめ力作30点を紹介しています。
京都・滋賀の公共図書館で借りることができます。
誠に残念ですが、新型コロナウィルス流行のための臨時休館により琵琶湖疏水新聞コンテスト努力賞作品展(40点;京都学・歴彩館にて)が見合わせになりました。
機会がありましたら、再度の作品展を企画をしようと考えています。
(今後は、HPにて新しい情報をお伝えします。)
11月26日(火)桂東小学校へ行きました。
京都市社会科教育研究会の西京東支部の研究授業にゲストスピーカーとしてよんでいただきました。
「琵琶湖疏水工事をはじめるまでに、なぜ、4年もかかったのか」を考える授業です。
子ども達は、京都はもちろんのこと滋賀県や大阪府の人々はどう考えたのかもいろいろ予想し活発な意見を出しました。
この授業の資料作成のために、淀川河川事務所から淀川洪水関係の資料をご提供いただきました。
7月17日(水)1・2時間目(60分)…4年3組
7月18日(木)1・2時間目(60分)…4年2組
7月19日(金)1・2時間目(60分)…4年1組
錦林校は、総合的な学習でも琵琶湖疏水をテーマに取り組まれるので社会科は、単元を繰り上げで1学期に学習されました。
そのまとめとして、またこれからの地域学習の導入として「錦林スペシャル」を紹介しました。
子ども達は、とっても積極的です。いきなり登場した京博士を見て、まずは大盛り上がりです。
これからの地域学習の成果も楽しみです。
錦林小学校のホームページでも授業風景が紹介されています。
第4回「琵琶湖疏水新聞コンテスト」の優秀賞の24点を以下の通り作品展示します。
琵琶湖疏水記念館 4月9日(火)~4月30日(火)
第4回「琵琶湖疏水新聞コンテスト」の優秀賞の24点を以下の通り作品展示します。
日時 |
平成31年3月18日(月)~3月29日(金) 午前9時~午後9時(土日は午後5時まで) ※18日(月)は12時から ※29日(金)は14時まで |
場所 |
京都学・歴彩館 1階 小ホール前 展示スペース(展示スペースのみ、写真撮影可) 所在地 京都市左京区下鴨半木町1-29(地下鉄 北山駅下車 徒歩4分) |
その他 |
3月8日(金)より琵琶湖疏水記念館がリニューアルオープンされます。 優秀賞作品は、琵琶湖疏水記念館(4月初旬~下旬)にても展示させていただく予定です。 |
12月19日(水)2時間目
社会見学を終えて、琵琶湖疏水学習のまとめの授業でした。
37人の子ども達の活気と学習に向かう意欲・集中力を感じあっという間の45分でした。
最後に紹介した「昔の正親小学校4年生は、修学旅行で疏水船にのって京都から滋賀へ行った」という疏水船エピソード(『五十年前の思い出を語る』昭和39年)は、とても盛り上がりました。
正親小学校のホームページでも授業風景が紹介されています。
【第2期】
京都府立京都学・歴彩館 1階 光庭付近
6月20日(水)12時~7月9日(月)14時
展示会の写真撮影には、許可が必要です。
写真撮影を希望される方は、京都学・歴彩館の1階事務室へお声掛けください。
「蹴上つつじの一般公開」にて紙芝居「京博士と澄都くんの疏水探究紀行」の講演をします。
毎年、京都市上下水道局の依頼を受け、紙芝居講演を行っています。
日時 5月3日(木)・4日(金)の午前中
場所 蹴上浄水場本部1階にて
詳しくは、京都市上下水道局のHPをご覧ください
http://www.city.kyoto.lg.jp/suido/page/0000233276.html
3月31日(土)京都市動物園
「守れ!イチモンジタナゴプロジェクト」のスペシャルイベント
『琵琶湖疏水とイチモンジタナゴ』 開催
(京都市動物園のウェブサイトに移動します)
京都市動物園では、明治36年の開園以来、園内の動物の飼育のために琵琶湖疏水の原水を使っており、京都市動物園と琵琶湖疏水は深いつながりを持っています。
平成27年9月にオープンしたビオトープ『京都の森』では、琵琶湖・淀川水系に生息する水生生物なども観察できるようになっています。かつては琵琶湖にたくさんいたはずイチモンジタナゴは、今や絶滅危惧種となり、琵琶湖疏水によってとどりついた京都の庭園水の中でわずかに生息している現状にあります。小さな目立たない魚にスポットをあてた珍しいイベントです。